【結果発表!】ソニアカサロン2021年 第1回 楽曲コンペ

ソニックアカデミーサロン主催者からのコメント


1.ソニー・ミュージックレーベルズ 灰野一平コメント 01~18

2.灰野一平コメント 19~35

3.ソニー・ミュージックエンタテインメント 伊藤和彦コメント



2021年6月に募集をした「ソニアカサロン クリエイター発掘」を目的とした楽曲コンペ
ソニー・ミュージックレーベルズ 灰野一平コメント 01~18


DEMOタイトル 灰野一平からのコメント
01 hiainomarioneto 仮歌、演奏レベル高い、特にピアノ。リズム系をより打ち込み系のエッジ感のある感じにするか、よりジャジーな方向などに行くかなど、振り切ったほうが良い気がしました。ピアノが基本になっている感じは良いかと思いますので、それをより目立たせる方向に行くのもありかと。
02 100tenTopology ドラムの音色にはよりエッジとこだわりが欲しいところ。楽曲としてはよくまとまっていると思います。展開感を作るため、各セクションで上物の音色感に変化をよりつけると良いかもしれません。
03 Mixdown 出来れば仮歌がある状態で聴きたかったです。1コーラスとしての体裁は取れているので、これをフル尺展開する際に工夫が必要なのと、よりデモとしての完成度を上げる事、音色にこだわりを持つことが必要かと思います。
04 【AIきりたん】バナジュー 全体的な構成はよくできていますので、あとはセクション感のメリハリをつけるために何をすべきかの工夫が必要かと思います。
05 KimiNoAshioto 独創性は折り紙付き。もう少し、一般の人が理解できるコード感を取り入れたほうが良いかもしれません。
06 Zettai メロとベースの関係性を整理した方がよりメロディーをうまく聴こえさせるかもしれません。
07 Game is not over 展開感もあり、全体的にはよくできたデモだと思います。コード感を見直した方が良いところがあります。ルートがおかしいということはありませんので、それ以外の部分で精査してみてください。
08 朝焼けシンドローム 楽曲をどう聴かせたいかのイメージは明確にある感じがしますので、メロディーに対してのコードあり方の精査が必要です。
09 ラブパワー 全体的にはよくまとまっていると思います。ディストーションギター的な音をより効果的に使うにはどうしたらよいかを考えてみてください。
10 vocal_synthesizer 音楽的にとてもよくまとまっています。ある種のオーソドックス感があるので、この手の曲を提案する際は、より音色・アレンジを含めて考えたほうが良いかと思います。
11 hitosujino_hikari メリハリがあり、全体的には飽きずに聴かせる工夫があります。
12 黒幕はなびかない 方向性、サウンドも明確な良いデモだと思います。全体的には、もう少し抑揚をよりつけたほうが、飽きずに聴けると思います。
13 缶バッジ ある種サウンドカラーとなっている歪みのギターのリフとメロのマッチングをより考えたほうが良い気がしました。
14 もう食べて寝る ギターのフレーズをより万人が知っている、何かをオマージュしたフレーズにしても面白いかと思いました。
15 Brand-New Story 要素はそろっているともいますが、各楽器のバランスが悪くて、良く聴こえない感じになってしまっている気がします。
16 ClapClap スキャット的なアイデアは面白いと思いました。メロとコードの関係がいびつな感じと、ボーカルのピッチの問題で、良い曲に聴こえないところが勿体ないと思いました。
17 High Hope リズムトラックをしっかりすると、まとまった曲に聴こえると思います。アイデアは面白いのに、惜しいと思います。
18 WhatsOurMajor リズムの音色に気を付けてください。あとバランスをしっかり。


2021年 第1回ソニックアカデミー主催楽曲コンペ 提出曲一覧
ソニー・ミュージックレーベルズ 灰野一平コメント 19~35(順不同)


DEMOタイトル 灰野一平からのコメント
19 SkyIsYou メロが持つリズムの感触をより引き立たせるには、ベースのパターンを工夫すると良いのかもしれません。
20 急転直下 やりたいことは明確なので、既聴感を無くす工夫を。なにか新しい要素を模索してください。全体的にはよくできていると思います。
21 クレ*ナイ (= I Need , Your Love) せっかくこういう曲なので、ボーカルのエフェクトなどより工夫があれば良いかと思いました。
22 ふわふわ気分でハッピーガール ギター、ベースの音色を工夫すると、もう少しエッジがあるサウンドになるかと思います。
23 Gugu オリジナリティーある曲だと思います。コード感を、あえて外すところとそうでないところを明確にするとよいかもしれません。
24 ShowMustgoon メロに対して、あるべきコードを探る必要があります。醸し出したい雰囲気は明確な気がしますので、そこが重要かと。
25 LowGAME 全体的に音色にも気を使えると、カッコいいデモになります。
26 doronn 音色の整理が必要です。目立たせたい音色とそうでない音色を明確に分け、すべてがラウドになり過ぎないようにしましょう。
27 蠱毒之禍 方向性は明確なので、バランスと音色に気を付けてください。
28 あなたに コードを精査してください。内声でぶつかっているところが多々あります。曲の方向性ははっきりしているので、そこが惜しいと思いました。
29 『X=バッテン=』 ボーカルをマスキングするほどのバックの音色はいらないと思います。まずはバランスをとりましょう。
30 HENTAI-ANIME-NO-FUTURE こちらもラウドになり過ぎている楽器の音色が、全体を邪魔しているきがします。
31 ノリコエテハノリコエテ.. ボーカルを入れたら、シンセメロは必要ありません。音楽的には纏まっていますので、デモとして音色バランスに気を使ってください。
32 Untitled どこか懐かしい、でもオリジナリティーあるデモだと思いました。音色の精査ですね。
33 Sorrow 全体的によく練られた感じはしますので、アレンジを進めてもらえると良いデモになるかと思います。
34 CherryCoke 各楽器の周波数的なバランスをとって、同じ帯域の音が重なり過ぎないように工夫するともっとよく聴こえると思います。
35 ひとりの力じゃ琵琶湖の1つや2つすら作れやしないんだ ウクレレの音色をより生かせる、エレピ等の音がある気がしました。全体的にはよくできたデモだと思います。


ソニー・ミュージックエンタテインメント 伊藤和彦 より


今回、必ずしも今シーンを席捲しているボカロPたちのような楽曲だけを求めているわけではなく、彼らのクリエイティヴィティのもうひとつ先には何があるのか? を裏テーマとしてみなさんに作品を提案していただきました。そういう意味では今までの楽曲コンペにはない個性的で面白い作品が多数寄せられたと思います。

引き続きプロデューサー・灰野一平からのアドバイスを元にそれぞれ修正、アップデートをしていってください。


ソニー・ミュージックエンタテインメント

伊藤和彦




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この記事を書いたのは

ソニックアカデミーサロン
編集部